不動産の価格

最悪期は脱したということができるでしょう

平成初期のバブル経済崩壊後、不動産の価格は下落の一途をたどってきました。「土地の価格は上昇し続ける」という土地神話はもろくも崩れ去り、バブル期に過剰に不動産融資を行ってきた金融機関は、不良債権処理に長期間苦しんできました。 2005年前後に、外資件の不動産ファンドによる収益物件の取得が積極的に行われ、短い期間ではありましたがミニバブルを形成した時期もありました。しかし、2008年のリーマンショックを契機として不動産市況は一変し、上場不動産会社が複数社倒産し、市場からの撤退を余儀なくされました。さらに、2011年の東日本大震災も発生したことから、不動産の価格はこの間も緩やかに下落を続けてきたのです。

東京オリンピックまでは一部地域で価格上昇が起こります

しかし、ご存じのようにアベノミクスによる大胆な金融緩和により、現在では国内景気の回復およびインフレ転換へ期待が高まっています。また、日本銀行による国債の大量買い入れにより、長期金利は最低水準の状態が続いています。 資金調達環境が良好であるため、東京都心の中心部では大型物件を中心に積極的に売買が行われており、すでに取引価格の上昇傾向がはっきりしてきております。リーマンショック時に日本の不動産市場から撤退した外資系の投資ファンドも、日本への不動産投資を再開しています。 では、このような状況は今後も続くのでしょうか。 おそらく、2020年に開催される東京オリンピックまでは、東京都心部の一部エリアにおいて緩やかに不動産価格の上昇は続くものと予想しています。